滋賀県高島市にある日帰り温泉施設『くつき温泉 てんくう』を訪問した。
くつき温泉 てんくうは、アルカリ性単純温泉や約25℃の源泉浴槽、サウナを備えた日帰り温泉施設である。本記事では、浴場や泉質、館内施設、実際に入浴して感じた印象を写真付きで詳しく紹介する。
なお、同じ高島市にある『マキノ高原温泉 さらさ』や『マキノ白谷温泉 八王子荘』も訪問しており、訪問記事はこちらから。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | くつき温泉 てんくう |
| 所在地 | 滋賀県高島市朽木柏341-3 |
| 料金 | 850円 |
| 泉質 | アルカリ性単純温泉 |
| 浴槽 | 内湯複数、露天風呂、サウナ、水風呂(源泉風呂) |
| 営業時間 | 10:00~21:00 |
| 公式サイト | https://gp-kutsuki.com/spa |
浴場と温泉の特徴 #

浴場は内湯と露天風呂に分かれており、それぞれ入口と脱衣所が独立した珍しい造りになっている。露天風呂は人気が高く、訪問時は混雑していたため、受付では内湯の利用を勧められた。このため内湯にのみ入浴した。
内湯には主浴槽のほか、約25℃の源泉浴槽、ジェットバス、寝湯、打たせ湯、ワイン風呂のような香りの湯などがあり、ドライサウナも完備されている。
約25℃の源泉浴槽は、初夏の時期にはひんやりとして心地よく、温かい浴槽との交互浴を楽しめるのが魅力であった。ドライサウナは壁の一部がガラス張りになっており、内湯全体を見渡せる珍しい造りだ。親子連れであれば、子どもの様子を確認しながら利用しやすいだろう。一方で、サウナ入口にメガネ置きがなかったのは少し不便に感じた。

温泉分析表を見ると、泉質はアルカリ性単純温泉で、pHは8.5と高めである。色は無色透明で、源泉温度は26.2℃と低い。温泉の利用形態としては、加水無し・加温無し・循環濾過有り・消毒有りであった。
実際に入浴してみると、アルカリ性ではあるものの、肌がつるつるするような感触はあまり感じられなかった。
また、浴室に入った瞬間には、キンカンや虫よけスプレーを思わせるような独特の香りが漂っていた。ただし、温泉や香りの湯のお湯を実際にすくって匂いを確かめても発生源は特定できず、浴室全体に広がっている香りのようだった。不思議な印象に残る浴室である。
館内施設 #

湯上がりにはヨーグルト飲料をいただいた。
私は温泉に来ると、湯上がりの瓶入り牛乳を楽しみにしている。しかし、くつき温泉には瓶入り牛乳の自動販売機は見当たらず、代わりにヨーグルト飲料を選んだ。牛乳とはまた違った味わいだったが、これはこれでおいしかった。一方で、温泉の定番ともいえる瓶入り牛乳を飲めなかったのは少し残念だった。

館内には食事処『朽木里山れすとらん 天空』が併設されている。

メニューは、うどん・そばなどの麺類をはじめ、定食やカレーなど、日帰り温泉施設では定番のラインナップが揃っている。その中で目を引いたのが、滋賀県らしい鯖寿司である。
鯖寿司は福井県や京都府の名物として知られているが、滋賀県でも広く親しまれている郷土料理だ。特に湖北地域は、若狭湾で水揚げされた鯖を京都へ運んだ鯖街道のルートにあたり、その歴史を背景に鯖寿司文化が根付いている。朽木も鯖街道沿いの地域であり、ご当地らしい一品といえるだろう。
まとめ #
くつき温泉 てんくうは、内湯と露天風呂が完全に分かれた珍しい造りや、約25℃の源泉浴槽、ガラス張りのドライサウナなど、個性的な設備が印象に残る日帰り温泉だった。泉質はアルカリ性単純温泉だが、肌触りに大きな特徴は感じられず、浴室に漂う独特の香りが印象に残った。
泉質重視の人にはやや物足りないかもしれないが、源泉浴槽での交互浴やサウナ、多彩な浴槽を楽しみたい人にはおすすめ。また、食事処では鯖街道沿いの地域らしい鯖寿司も味わえ、朽木らしい雰囲気も楽しめる。