和歌山県白浜町の南紀白浜温泉(なんきしらはまおんせん)を訪問した。
本記事では、海辺の磯に湧く露天風呂『崎の湯』を中心に、白浜の地元食堂『浜食堂』や『まちなか総合案内所しらすな』を訪れた際の様子を紹介する。
海辺の露天風呂『崎の湯』 #

南紀白浜温泉を代表する日帰り温泉の一つが、海岸の磯に湧く露天温泉『崎の湯』である。目の前に荒々しい海が広がる開放的なロケーションが最大の特徴で、岩場のくぼみに湧く温泉にそのまま身を沈めているような感覚を味わえる。
浴場は露天風呂が2つのみで、設備も非常にシンプルである。一方、温泉からは硫化水素のような匂いがしっかり感じられ、潮風や潮の香りも加わることで、海辺ならではの独特な入浴体験が楽しめる。海と温泉が一体化したようなロケーションは非常に印象的で、南紀白浜温泉を訪れるなら一度は入っておきたい温泉である。
詳しい内容は以下の記事で紹介している。
地元の定食屋『浜食堂』 #
海辺沿いにある地元の定食屋『浜食堂』を訪れた。海辺の食堂というと刺身や海鮮丼などを想像するが、ここは少し違う。メニューを見ると、親子丼、カレーライス、オムライスなど、昔ながらの普通の定食屋といった内容である。

訪問は13:30頃だったが、店内はかなり混雑していた。夫婦客が2組ほどいたほか、10人ほどの若者の団体もおり、地元客に普段使いされている店という印象だった。
私は人気メニューらしい煮魚定食を注文した。この日は鯖で、内容は日替わりのようだ。

大ぶりの煮魚に、ご飯、味噌汁、煮物、3種の付け合わせ、たくあんまで付いて1,000円。観光地価格ではなく、これだけしっかりした内容で1,000円ならかなり安い。チェーンの定食屋と比べても安い。
一方、海辺という立地ながら、刺身などの生魚を使ったメニューがないのは少し意外だった。魚介類を売りにして観光客を呼ぶのではなく、手頃な価格と普段使いのメニューで地元客を相手にしているようだ。
海辺の食堂でありながら、あえて海鮮を前面に出さない。13:30頃でもこれだけ客が入っていることを考えると、地元で長く支持されている店なのだろう。こうした地元の人が普通に通う定食屋というところに、この店の魅力を感じた。
『まちなか総合案内所しらすな』 #

海沿いを歩いて散策し、『まちなか総合案内所しらすな』にも立ち寄った。
館内には、温泉むすめのキャラクターである、白浜 帆南美(しらはま ほなみ)の等身大パネルやタペストリーが飾られていた。さらに、他地域の温泉むすめグッズを集めた、いわゆる祭壇も設けられていた。こうした展示を見ると、南紀白浜温泉は温泉むすめにかなり力を入れている地域なのだなという印象を受けた。
まとめ #
南紀白浜温泉は、海辺の磯に湧く『崎の湯』で、海と一体化したような露天風呂を楽しめるのが大きな魅力だった。温泉だけでなく、海沿いを散策したり、地元客で賑わう『浜食堂』で手頃な定食を味わったりと、温泉街を歩きながら過ごせるのも良いところである。特に崎の湯は、温泉の匂いに潮風や潮の香りが加わり、一般的な温泉施設とは違った印象に残る入浴体験だった。
そのため、設備の充実した大型施設よりも、海辺ならではのロケーションや昔ながらの温泉情緒を楽しみたい人におすすめしたい。南紀白浜を観光するなら、崎の湯で温泉に入り、海沿いを散策して、浜食堂のような地元の店で食事をする過ごし方がよく合う。温泉むすめが好きなら、まちなか総合案内所しらすなにも立ち寄ってみるとよいだろう。