和歌山県田辺市にある龍神温泉(りゅうじんおんせん)は、日本三美人の湯として有名であり、ナトリウム炭酸水素塩泉のとろとろの泉質が人気である。
温泉宿はそこそこ存在しているものの、食事処は限られており、食事難民となる可能性がある。このため、実際に現地で利用した飲食店を紹介する。
なお、龍神温泉の全体像(日帰り温泉施設、温泉宿、見所)はこちらの記事でまとめている。
龍神温泉の食事事情 #
龍神温泉周辺は飲食店が少ないため、宿泊の場合は食事付きプランを選ぶか、事前に食料を確保しておくのが望ましい。日帰りの場合はランチ営業の店を利用するのが現実的である。私はランチ営業をしている、『ほったて小屋』と『もんぺとくわ』を訪問した。
田舎料理の『ほったて小屋』 #

初めに紹介するのが、龍神温泉元湯近くにある『ほったて小屋』である。その名の通り、ほったて小屋のような外観で、中に入るとおばあちゃんが温かく出迎えてくれる。山菜を使った料理や郷土料理のめはり寿司などが食べられる。

私はせっかくなので、店名の付いたほったて小屋定食を頂いた。なお、営業時間は12:00~16:00のため、基本的にはランチ営業+αであり、龍神温泉に素泊まりで泊まる場合、夕食としての利用は出来ない。
自然派カフェの『もんぺとくわ』 #

龍神温泉元湯周辺からは離れるが、同じ田辺市龍神村内に『もんぺとくわ』という自然派カフェが存在する。ここもランチ目当てならお勧めである。

私は十品目のおふくろ定食を頂いた。その名の通り、野菜中心の十品目(ご飯・味噌汁含む)が食せる。さすが、自然派カフェと名乗るだけあって健康的なメニューである。この中でも、龍神村名物の龍神しいたけの天ぷらが特に美味しかった。サクサクとした衣をかじると、しいたけから汁が溢れて、肉汁のような旨さであった。
なお、こちらの店も夜は営業していない。

また、『もんぺとくわ』の店内には、温泉むすめのキャラクターである、龍神晴(りゅうじん せい)のパネルが飾られており、缶バッジが売られていた。
広い飲食スペースがありがたいローソン #

一見すると温泉記事でコンビニを紹介するのは不思議に思えるかもしれない。しかし、山奥の温泉地では事情がまったく異なる。
龍神温泉周辺は飲食店の数が限られており、スーパーやコンビニがほとんど存在しない地域だ。実際、かつてあった唯一のスーパーも撤退してしまい、その代わりとして出店したローソンは、地域住民にとって欠かせない存在になっている。
こうした背景もあり、このローソンの出店はニュースとして取り上げられるほどだった。事前にそのエピソードを知ってから訪れると、単なるコンビニ以上のありがたみを感じられる。
そして、この店舗で特に便利なのが広いイートインスペースだ。素泊まりで龍神温泉を訪れる場合でも、気軽に食事をとれる場所として重宝するだろう。
まとめ #
龍神温泉は山深い場所にある温泉地ということもあり、温泉宿に比べて飲食店の選択肢が少ない。特に夕食については、素泊まりで宿泊すると現地で食事場所を探すのに苦労する可能性があるため、食事付きの宿泊プランを選ぶか、あらかじめ食料を確保しておくことをおすすめする。
一方で、ランチであれば『ほったて小屋』や『もんぺとくわ』といった、龍神村らしい食事を楽しめる店がある。また、コンビニの『ローソン』には広いイートインスペースがあり、簡単な食事を済ませる場所としても利用できる。
山奥の温泉地だからこそ、食事の確保も旅の計画に入れておく。これが龍神温泉を訪れる際のポイントだろう。温泉そのものだけでなく、龍神村ならではの食事も楽しみながら、山深い温泉地での滞在を満喫したい。