兵庫県神戸市にある有馬温泉(ありまおんせん)の日帰り温泉施設『銀の湯』を訪問した。
銀の湯は、有馬温泉の有名な茶褐色の『金の湯』とは対照的に、無色透明な炭酸泉・ラジウム泉が特徴の公営公衆浴場である。観光客が比較的少なく落ち着いた雰囲気の中で温泉を堪能でき、館内では名物の有馬サイダーを味わう休憩スペースも完備されている。本記事では、施設の基本情報から浴場の詳細、実際の利用体験まで、その魅力を詳しく紹介する。
有馬温泉全体の散策記事や金の湯のレビュー記事については、以下を参照のこと。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 有馬本温泉 銀の湯 |
| 所在地 | 神戸市北区有馬町1039-1 |
| 料金 | 大人700円(平日550円)、小人300円 |
| 泉質 | 炭酸泉、ラジウム泉 |
| 浴槽 | 内湯、ジャグジー、うたせ湯、サウナ |
| 営業時間 | 9:00~21:00 |
| 公式サイト | https://arimaspa-kingin.jp/ |
浴場と温泉の特徴 #

銀の湯は、金の湯と同じく公営の日帰り温泉施設ではあるが、こちらは無色透明な温泉である。泉質としては炭酸泉やラジウム泉に分類され、見た目には地味ながら落ち着いた印象を受ける。観光客も金の湯に比べれば少なく、ゆったりと入浴できた。
温泉に色がついていると印象に残りやすいが、実はどんな湯でも湧出直後は無色透明であり、空気に触れることで酸化して色づくものが多い。有色の湯は鮮度がやや落ちている可能性もあるのだ。無色透明だからこそ感じる湯の新鮮さという側面もあり、銀の湯での静かなひとときに、そんなことを思った。
温泉の利用形態については、循環濾過式で、加水有り・加温有り・消毒有りである。金の湯は掛け流しだったのに対し、銀の湯は循環濾過式で少し残念である。金の湯と同様に銀の湯も消毒があるが、これは一大観光地であり客数が多過ぎるため、仕方が無いだろう。同じく西日本の一大観光地である道後温泉本館も、消毒有りであるため。
2026年現在の入浴料は、金の湯800円に対し、若干安い700円である。やはり、有馬温泉といえば茶褐色の金の湯が有名なため、無色透明の銀の湯は若干値段を安くしているのだろう。
館内施設 #

館内には休憩コーナーがあり、金の湯と同様にマッサージ器も置かれている。また、有馬サイダーも販売されており、私も湯上りに頂いた。この手のご当地サイダーは各地にあり、ご当地サイダーを旅行で探して飲むのも良いだろう。火照った身体には冷えた炭酸水が良く染みた。
まとめ #
有馬温泉の公営施設である銀の湯は、茶褐色で有名な金の湯とは対照的に無色透明で地味な印象を受けるが、その分混雑が緩やかで落ち着いて入浴できる。循環濾過式なのは少し残念だが、静かな空間で湯の心地よさを堪能できるのが魅力である。また、湯上がりに飲んだ冷えた有馬サイダーは、火照った身体に良く染み渡った。
銀の湯は、観光地の喧騒を避けて静かにゆったりと温泉に浸かりたい人や、金の湯との泉質の違いを入り比べたい人に最適である。有馬温泉を訪れた際はぜひ足を運び、それぞれの湯が持つ異なる趣を体験してほしい。