滋賀県甲賀市にある『大河原温泉 かもしか荘』(おおかわらおんせん)を訪問した。大河原温泉は1995年に湧出した温泉で歴史はまだ浅く、かもしか荘という一軒宿の温泉地である。キャンプ場が近くにあるためか、日帰り利用客も多く訪れる。入った瞬間に優しさを感じる極上の肌触りの湯や、少しユニークな露天風呂、 周辺にあるバイク愛にあふれたカフェでの食事など、実際の訪問体験と共にその魅力を紹介する。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 訪問時間 | 11:00(開店直後、2番目に入店) |
| 混雑状況 | 最終的には7人ほど。キャンプ場近くのためか日帰り客が多い印象 |
| 泉質 | ナトリウムー炭酸水素塩泉(肌に良いとされる湯) |
| お湯の色 | 無色透明 |
浴場と温泉の特徴 #
大河原温泉の泉質は、肌に良いとされるナトリウムー炭酸水素塩泉である。
優しく長湯できる内湯 #
内湯に一歩足を踏み入れ、お湯に浸かった瞬間に驚かされた。いわゆる「湯あたり」が良いというか、肌触りが非常に滑らかで、体にすっと馴染む優しい質感なのだ。見た目は無色透明で一見すると大きな特徴はないように思えるが、この極上の肌触りのおかげで、「これはいくらでも長湯ができるなぁ」と直感させてくれる名湯だった。
工夫が楽しい露天風呂 #
一方、露天風呂はまた少し違った趣がある。訪問したのは3月頭。まだ寒さが厳しく、この日は風も一段と強い日だった。
大河原温泉の露天風呂は水深が約30cmほどと、かなり浅めの造りになっているのが特徴だ。そのため、普通に座るだけでは肩まで浸かることができず、寒い風に晒されてしまう。ここでは体をぐっと横に倒し、まるで寝湯のようにして浸かるのが正解のようだ。冷たい冬の風を感じながら、浅い湯床に身を委ねて温まる時間は、どこか心地よいアトラクションのような楽しさがあった。
周辺のグルメ情報:ライダーズカフェでのひととき #

温泉でしっかりと温まった後は、すぐ近くにあるライダーズカフェへ足を運んだ。

壁や棚には、ライダーのグッズやバイク本体、ライディングウェアなどがずらりと飾られており、オーナーの深いバイク愛が伝わってくる空間だ。

店内には本物の薪ストーブがパチパチと音を立てて焚かれており、優しく暖かな空気に包まれている。
店は少し足を悪くされている様子の、年配の男性が1人で切り盛りされていた。この店主さんも、きっと現役時代は風を切って走るライダーだったのだろう。
ありがたい価格の「ライダーズ定食」 #

メニューにはジビエ料理なども並んでいたが、今回は店名を冠した『ライダーズ定食(1,050円)』を注文した。
内容は食べ応えのある豚キムチ定食。物価高騰が続く今どき、ボリュームのある定食が1,050円という良心的な価格設定で食べられるのは、非常にありがたいポイントだ。薪ストーブの温もりの中で食べるピリ辛の豚キムチは、温泉上がりの体に最高のご馳走だった。
まとめ #
大河原温泉は、無色透明でありながら圧倒的な肌触りの良さを誇る内湯と、寝そべるようにして楽しむユニークな露天風呂が魅力の温泉だった。
近くには、バイク好きにはたまらない薪ストーブのあるカフェもあり、温泉とセットでノスタルジックな旅のひとときを味わうことができる。キャンプ帰りのリフレッシュや、ドライブ・ツーリングの立ち寄り湯として、ぜひおすすめしたいスポットだ。