岐阜県池田町にある『池田温泉 新館』を訪問した。
強いぬるぬる感が特徴のアルカリ性単純温泉で、歩行湯や寝湯など健康増進を意識した浴槽が充実している日帰り温泉施設である。地域住民の日常使いの温泉として親しまれており、特に高齢者の利用が目立った。本記事では、浴場や泉質、館内の様子を実際の訪問写真とともに紹介する。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 池田温泉 新館 |
| 所在地 | 岐阜県揖斐郡池田町片山3021-1 |
| 料金 | 850円 |
| 泉質 | アルカリ性単純温泉 |
| 浴槽 | 内湯1つ、水風呂、岩塩サウナ、露天風呂、歩行湯、打たせ湯、寝湯 |
| 営業時間 | 10:00~22:00 |
| 公式サイト | https://www.ikedaonsen.jp/ |
浴場と温泉の特徴 #

新館にはふれあいの湯とやすらぎの湯があり、週替わりで男女が入れ替わる。訪問時は、ふれあいの湯を利用した。
内湯は主浴槽1つと水風呂、岩塩サウナを備える。露天エリアには露天風呂のほか、歩行湯、うたせ湯、寝湯があり、健康増進を意識した造りになっている。浴場内はそこまで広くないものの、これだけの種類の浴槽があるのは特徴的である。
寝湯は37℃とややぬるめで、夏場には特に心地よい湯加減だった。一方で、私が訪れた12時30分頃は、寝転んだ際に直射日光がちょうど目に入り、少し落ち着かなかった。
歩行湯は約32℃と低めの温度に設定されている。実際に訪問時は、お年寄りがリハビリや健康づくりのためにゆっくり歩いており、地域住民の日常に溶け込んだ温泉という印象を受けた。客層も全体的に高齢者が多く、館内には落ち着いた雰囲気が流れていた。

泉質はアルカリ性単純温泉で、色は無色透明である。温泉分析表を見ると、源泉名は施設名そのままの「池田温泉」である。源泉温度は29.7℃と低めなため加温している。湧出量は290リットル毎分と多い。このため、源泉スタンドで売っているようだ。pHは8.8と高い。
実際に入浴すると、非常に強いぬるぬる感を抱く。入った瞬間から肌が滑るような感触で、美肌の湯として地元で人気があるのも頷けた。また、源泉自体は微弱な硫黄臭がするようだが、浴槽では感じられなかった。

浴槽ごとに湯温が表示されているのが珍しい。しかも温度はホワイトボードに手書きで記入されており、毎日測定して更新しているのだろう。実際に館内は高齢者の利用が多く、歩行湯など健康づくりを意識した設備も充実している。こうした湯温表示も、利用者が安心して入浴できるようにとの配慮なのかもしれない。
館内施設 #

館内は温泉利用を中心としたシンプルな造りで、食事処は設けられていない。休憩スペースも受付前の長椅子と畳スペースのみで、人通りが多い場所にあることから、湯上がりに少し休憩する程度の利用に向いている。

湯上がりは恒例の瓶入りコーヒー牛乳をいただいた。
最近は瓶入りでもプラスチックキャップを採用している商品が増えているが、こちらは昔ながらの紙製のフタとビニールで封がされた懐かしい仕様である。製造元は池田町の棚橋牧場。以前、本館を訪れた際にも飲んだ記憶があり、池田温泉を訪れたらぜひ味わいたい銘柄である。
まとめ #
池田温泉 新館は、強いぬるぬる感を楽しめるアルカリ性単純温泉であると同時に、歩行湯やぬるめの寝湯など、健康づくりを意識した設備が充実した温泉施設だった。
派手な設備や長時間くつろげる館内施設はないものの、地域住民の日常使いの温泉として親しまれている様子が印象的だった。美肌の湯を楽しみながら、ゆったりと体を動かしたい人にはおすすめできる施設である。