福島県郡山市にある磐梯熱海温泉(ばんだいあたみおんせん)の『萩姫の湯 栄楽館』を日帰り訪問した。
萩姫の湯 栄楽館は、自家源泉を持つ磐梯熱海温泉の老舗旅館である。今回利用した7階の萩姫の湯では、自家源泉と混合泉を楽しめるほか、展望の良い浴場や充実した設備も特徴だった。本記事では、実際に入浴して感じた温泉の特徴や浴場の様子、館内設備について詳しく紹介する。
磐梯熱海温泉全体の散策記事については、以下を参照のこと。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 萩姫の湯 栄楽館 |
| 所在地 | 福島県郡山市熱海町熱海4-47 |
| 料金(日帰り入浴) | 朝風呂1,000円、他1,200円 |
| 泉質 | アルカリ性単純温泉 |
| 浴槽 | 内湯2つ、サウナ1つ、水風呂(7階萩姫の湯) |
| 営業時間(日帰り入浴) | 7:00~10:30, 11:00~14:30, 15:00~20:00 |
| 公式サイト | https://www.eirakukan.jp/ |
浴場と温泉の特徴 #

萩姫の湯 栄楽館は、格式ある大型旅館らしい落ち着いた雰囲気が印象的だった。大型旅館では建物の立派さに対して温泉の個性が薄いことも少なくないが、栄楽館はその心配は無用である。湯に浸かった瞬間から、磐梯熱海温泉らしい強いぬめり感と鮮度の良さを十分に感じることができた。
栄楽館は自家源泉を所有しており、この源泉もアルカリ性単純温泉で、源泉温度は36.8℃、pHは9.3である。磐梯熱海温泉では市営の複数源泉を集中管理して各施設へ配湯しているが、自家源泉を持つ旅館は限られており、温泉好きとしては見逃せないポイントだ。
浴場は男女入れ替え制となっており、利用時間帯によって入浴できる浴場が異なる。今回利用したのは7階の萩姫の湯である。
内湯には、自家源泉を使用したぬる湯と、自家源泉と市営源泉をブレンドしたあつ湯の2つの浴槽がある。ほかにも一人用サウナや水風呂、足湯露天が備えられており、設備は非常に充実している。一方で、萩姫の湯には全身浴ができる露天風呂は設けられていない。
しかし、その代わりに7階という立地を活かした展望が素晴らしい。浴室は大きなガラス張りになっており、磐梯熱海の山並みを一望できるほか、丸守発電所の建屋や山肌を走る水圧鉄管も眺められる。さらに栄楽館の社員寮まで見渡せるのは、少し意外で興味深かった。
なお、今回は利用していないが、1階にはゆうじろうの湯があり、こちらには内湯に加えて露天風呂や壺湯も備えられている。
館内施設 #

館内には土産物屋があり、温泉地らしい品々が並んでいる。

特に日本酒の品揃えが充実しており、福島の地酒を購入したい人にもおすすめだ。栄川酒造(会津若松)の『栄川』や、花春酒造(会津若松)の『花春』、渡辺酒造(郡山)の『雪小町』など、福島県産の日本酒が並んでいた。花春は別の店でお土産に買った覚えがある。

ロビーには御所車も展示されており、高級旅館らしい雰囲気を演出していた。
まとめ #
萩姫の湯 栄楽館は、高級旅館らしい充実した設備と、磐梯熱海温泉らしい強いぬめり感を兼ね備えた温泉だった。大型旅館でありながら湯の鮮度も良く、自家源泉を持つ宿ならではの魅力も十分に感じられる。今回利用した7階の萩姫の湯は露天風呂こそないものの、山並みを望む展望浴場として満足度は高かった。
上質な日帰り入浴を楽しみたい人や、磐梯熱海温泉の泉質をじっくり味わいたい人には特におすすめできる。一方で、露天風呂を重視する人は、男女入れ替え制によって利用できる浴場が変わるため、事前に確認してから訪れるとよいだろう。