京都府北部、日本海沿いに位置する夕日ヶ浦温泉(ゆうひがうらおんせん)。夕日ヶ浦温泉には宿泊こそしなかったが、その高級感あふれる温泉地の雰囲気と施設の趣深さは、今も印象に残っている。筆者は『夕日ヶ浦温泉 花ゆうみ』という温泉施設を訪問したので、日帰り利用や現地の魅力に焦点を当て、その感想を記す。
なお、京都府隣の大阪府にある、犬鳴山温泉(いぬなきやまおんせん)を訪問しており、訪問記はこちらから。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 夕日ヶ浦温泉 花ゆうみ |
| 所在地 | 京都府京丹後市網野町浜詰256-1 |
| 入浴料 | 700円 |
| 泉質 | アルカリ性単純泉 |
| 営業時間 | 12:00~21:45 |
| 公式サイト | https://hana-rouge.com/ |
清潔感と風情が共存する花ゆうみ #
利用した花ゆうみは、清潔感のある温泉施設で、当日もそこそこ混雑していた。ここは流行のグランピング施設もあり、宿泊できるようだが、日帰り温泉、すなわち入浴のみの利用も可能である。泉質はアルカリ性単純泉で、いわゆる美人の湯である。温泉に浸かると肌が滑らかになる。
花ゆうみで特に印象に残っているのは、露天風呂の近くに人工的な滝が設けられていたことだ。自然の川や滝を借景とする露天風呂はこれまでも経験してきたが、人工滝を設けた庭園風の露天風呂は初体験だった。
人工物であるにもかかわらず、滝の水音と風景が心を落ち着かせ、風情をしっかり感じられた。設備の作り込みや雰囲気の演出には、しっかりとした設計意図が感じられた。
鉄道で訪れる非日常とアクセス #
夕日ヶ浦温泉には、京都丹後鉄道を利用してアクセスした。最寄り駅は夕日ヶ浦木津温泉駅で、そこから徒歩で花ゆうみへと向かった。日帰り温泉施設に公共交通機関と徒歩で向かうスタイルは、自家用車移動が多いこの種の旅としてはやや珍しく、印象に残るアプローチとなった。
高級感漂う温泉街と名物「丹後ちりめん」 #
夕日ヶ浦温泉の街並みは、一見して高級志向の隠れ里といった雰囲気を醸していた。一棟貸しの温泉宿も多く、全体として格式高い温泉地としての空気が漂う。その分価格帯も高めではあるが、「いつか泊まりたい」と思わせるような、落ち着きと品のあるたたずまいである。
また、この地方は名物である丹後ちりめんという絹織物の産地としても知られている。筆者はその土産物を手に入れるために、金曜日の仕事終わりに東京から新幹線で京都まで移動し、そこから京丹後に直行した。翌日は京都観光すらせずに帰るという強行スケジュールだったが、それほどまでにこの地の土産物が必要だったという事情がある。
観光と文化が調和した温泉地としての完成度の高さを感じた。
総括 #
夕日ヶ浦温泉は、高級感を湛えた落ち着きある温泉地。日帰りでもその一端に触れられるが、次はぜひ一棟貸しの宿に滞在し、夕日の沈む海辺で非日常を満喫してみたい。