三重県名張市にある『癒しの里 名張の湯』を訪問した。名張の湯は、設備の充実した大型スーパー銭湯である。サウナや炭酸泉など一通り揃った完成度の高い施設だが、今回の訪問では思わぬ事態に遭遇した。
源泉ポンプの故障により、温泉は停止中。館内は水道水での営業となっていた。本記事では、そんな状況での実体験をもとに、施設の実力と気になった点を紹介する。
なお、近隣の伊賀市の日帰り温泉施設も訪問しており、以下記事にて比較している。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 癒しの里 名張の湯 |
| 所在地 | 三重県名張市希央台2番町77-1 |
| 料金 | 平日:900円、土日祝:950円 |
| 泉質 | 含硫黄-ナトリウム・カルシウム―塩化物泉 |
| 浴槽 | 内湯複数、サウナ2、露天風呂複数 |
| 営業時間 | 10:00~24:00 |
| 公式サイト | https://www.nabarinoyu.com/index.php |
浴場と温泉の特徴 #

浴槽の構成 #
内湯にはサウナをはじめ、電気風呂、炭酸泉、ジェットバス、寝湯、壺湯などが揃い、さまざまな入浴スタイルを楽しめる。湯温は全体的に適温で、長時間ゆっくり浸かれるバランス。不感温浴のようなぬるさではなく、しっかりと温かさを感じられる設定になっているのも好印象だ。
泉質とまさかの温泉供給停止 #

館内の温泉分析表を見ると、泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム―塩化物泉である。温泉成分からいえば、ナトリウム塩化物泉なので、保温効果が高く、身体が温まりやすい泉質である。また、含硫黄泉であり、療養泉としても認められているらしい。また、源泉温度が37.6℃と、そのまま入浴するのに適温であり、源泉掛け流しの浴槽が期待できると考えた。

しかし残念なことに、訪問時は源泉汲み上げのポンプが故障していた。これにより、温泉の供給が停止しており、館内は水道水での営業となっていた。つまりはただの銭湯である。
施設入口や、館内にはその旨の案内が掲示されていたものの、足元に近い位置でやや見づらく、気づかずに素通りしてしまう人もいそうだ。実際、私も受付時には特に説明がなく、入浴後に初めて状況を把握した。
なお、料金は通常通りの950円で、割引などの対応はなかった。この点については、少し割高に感じる人もいるかもしれない。

温泉は入れなかったが、せっかくなので温泉分析表を掲載する。
館内施設 #
館内には岩盤浴や食事処も併設されており、単なる入浴施設にとどまらない滞在型のスーパー銭湯としての完成度の高さがうかがえる。

湯上り後には恒例の瓶入りコーヒー牛乳を頂いた。名張の湯でも三重県の地場メーカー・大内山酪農のコーヒー牛乳が売られていた。

施設の外にはバス停もあり、バスでのアクセスも出来るようだ。つくづく、温泉に入浴出来なかったのが惜しい。
まとめ #
今回の訪問では温泉が停止中というイレギュラーな状況だったが、それでもサウナや炭酸泉、各種浴槽の充実ぶりから、スーパー銭湯としての完成度の高さは十分に感じられた。
一方で、温泉を楽しみに訪れる場合は注意が必要だ。今回は事前説明もなく、料金も通常通りだったため、人によっては不満が残る可能性もある。
そのため、名張の湯は設備重視でゆっくり過ごしたい人にはおすすめできるが、泉質や源泉にこだわる温泉好きは、事前に営業状況を確認してから訪れるのが無難だろう。