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一志温泉 やすらぎの湯 レビュー|550円で温泉シャワーも使える公営温泉

一志温泉 やすらぎの湯 レビュー|550円で温泉シャワーも使える公営温泉

·2097 文字·5 分

三重県津市にある『一志温泉 やすらぎの湯』(かずしおんせん)を訪問した。

550円という低価格ながら、内湯が2か所に分かれた独特の構造を持ち、特に脱衣所奥の浴槽では、ほのかな温泉の香りや温泉シャワーといった隠れた特徴を体感できる施設である。一方で全体としてはクセの少ないあっさりした湯で、地元利用者中心の公共施設らしい落ち着いた雰囲気も特徴的だ。本記事では実際の体験を紹介する。

なお、同じ三重県津市にある榊原温泉(さかきばらおんせん)や『極楽湯 津店』も訪問しており、訪問記事はこちらから。

施設情報
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項目 内容
施設名 一志温泉 やすらぎの湯
所在地 三重県津市一志町井関1792
料金 550円
泉質 アルカリ性単純泉
浴槽 内湯複数、露天風呂
営業時間 10:00~21:00
公式サイト https://www.info.city.tsu.mie.jp/shisetsu/onsenshisetsu/1010054.html

浴場と温泉の特徴
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図書館の脇という、やや珍しい立地にある一志温泉。入浴料は550円と安価で、気軽に立ち寄れるのが魅力だ。

内湯と露天風呂の構成
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まず浴場の構成だが、内湯が2つのエリアに分かれている少し変わった造りになっている。手前には一般的な内湯と露天風呂があり、さらに脱衣所の奥にもう一つ内湯が設けられている。後者はやや分かりにくい位置にあり、存在に気づかずに帰ってしまう人もいそうだ。

手前の内湯と露天風呂は、いわゆる万人受けするタイプの浴槽で、露天風呂も適温に調整されており、無理に熱くしていない点は好印象。ゆったりと長湯できるセッティングになっている。

一方で、脱衣所奥の内湯ではわずかに温泉らしい香りを感じることができ、さらに温泉を使用したシャワーも設置されているなど、こちらの方がより温泉らしさを感じやすい。

泉質と温泉分析表
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温泉分析表1

泉質はアルカリ性単純泉で、色は無色透明である。温泉分析表によると、源泉温度は37.5℃、湧出量は440L/分、pHは8.8と高め。公共施設の温泉というと泉質にあまり期待できないイメージもあるが、本施設は湧出量・pHともにしっかりしており、良い意味で期待を裏切られる内容となっている。

ただし温泉の利用形態としては、加水なしである一方、加温・循環ろ過・消毒ありとなっている。

温泉分析表2

入浴時の体感と館内の雰囲気
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実際の入浴時の体感としては、手前の浴槽ではクセの少ないあっさりとした印象で、正直なところ特徴は弱い。しかし、奥の内湯ではほのかな香りも相まって、わずかながら温泉らしさを感じることができる。この差は意外と大きく、訪問時にはぜひ奥の浴槽まで入っておきたいところだ。

浴場全体の雰囲気としては、訪問したのが15時頃ということもあり、高齢者を中心とした地元常連の利用が目立っていた。子ども連れも多少見られたが、サウナ目的の若年層はほとんど見かけなかった。

館内施設
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館内には、畳敷きの休憩スペースや食事処が併設されており、入浴後にひと息つける環境は整っている。派手さこそないものの、地域の公営施設らしい落ち着いた造りで、全体的に過不足のない印象だ。

一方で、550円という手頃な価格の公共施設ということもあってか利用者は多く、訪問時は休憩スペースもそれなりに埋まっていた。ゆっくりとくつろぐというよりは、入浴後に軽く休憩する程度の使われ方が中心で、筆者も水分補給を済ませた後は足早に施設を後にした。

バナナオレ

なお、瓶入り牛乳は置かれていなかったが、自動販売機でバナナオレを購入して湯上がりにいただいた。

職員対応で気になったこと
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一志温泉で気になった点として、まず脱衣所に施設の職員と思われる方が椅子に座っていたことが挙げられる。監視や安全確認のためと思われるが、他の温泉施設ではあまり見かけない光景であり、やや戸惑いを覚えた。

利用者側としては、たとえ同性の職員であっても、着替えの場面で視線を感じる状況には少なからず抵抗がある。何らかの事情があるのかもしれないが、もう少し配慮があってもよいのではないかと感じた。

また、帰り際には受付付近で職員同士の口論のようなやり取りが聞こえてきた。片方が感情的に話し、もう一方が受け止めるような構図で、「以前も自分一人が苦情を受けた」といった発言も断片的に耳に入った。

事情の詳細は分からないものの、こうしたやり取りが利用者の耳に入ってしまう状況は、施設の印象を損ねかねない。全体として大きな問題ではないものの、接客面ではやや気になる部分が残った。

まとめ
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『一志温泉 やすらぎの湯』は、550円という手頃な価格ながら、内湯が2か所に分かれた構造によって体験に差が生まれるのが特徴的な施設だ。手前の浴槽はクセの少ないあっさりした湯で誰でも入りやすく、脱衣所奥の浴槽ではほのかな香りや温泉シャワーにより、より温泉らしさを感じることができる。全体としては派手さはないものの、細かな違いを楽しめるつくりになっている。

そのため、コスパよく気軽に温泉に入りたい人や、静かな公営施設の雰囲気が好きな人には向いている。一方で、強い泉質やサウナ、エンタメ性の高い設備を求める人にはやや物足りなさを感じるかもしれない。

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